カビキラーとカビハイター

仕事上お客様から頂く質問で
 
「カビキラーとカビハイターの違いって何?」
 
お風呂を洗う時はどっちがいいの?」
 
という質問を頂きます。
 
「お掃除業者によって回答が違います」
 
というのが私の答えです。
 
まずカビキラーとカビハイターですが実は
 
カビキラー(パッケージ赤)・・・会社ジョンソン(米)
 
カビハイター(パッケージ青)・・・会社花王(日)
 
日本とアメリカの企業なんです
 
 
用途は
カビキラー
 浴室内の壁やタイル
 目地
 マット
 小物類
 シャワーカーテン
 扉等のゴムパッキン等
 
カビハイター
 浴室の壁やタイル
 目地
 浴室のマット
 小物類
 扉等のゴムパッキン
 
 
口コミでは
「カビキラーの方がいい!」
 
「いやカビハイターの方がいい!」
 
と二分している状況です。
 
正直どちらがいいかということはそれほど重要ではありません。
 
それよりも大事なことは
 
①汚れに合わせた洗剤を使うこと
②「塩素系」と「酸性」の洗剤を絶対に混ぜてはいけない
 
ということです
 
①「汚れに合わせた洗剤を使うこと」
 
まずお風呂の汚れですが
 1.湯垢
 2.皮脂汚れ
 3.石鹸カス
 4.水垢
 5.カビ(黒カビ)
と種類は様々です。
実はこの汚れを落とすために使う洗剤を変えています。
 1~3の汚れはアルカリ性洗剤
 
 4は酸性洗剤
 
 5は塩素系
の洗剤で洗います。
ほとんど家庭にある洗剤は
「中性洗剤」
と言われるものが多いため
「落とすのに時間がかかる」
と言われています。
酸性の汚れ→アルカリ性の洗剤を使用
 
アルカリ性の汚れ→酸性の洗剤を使用
すると「中和」するため
 
汚れが落ちやすくなります。そして何より大事なことは
 
②『「塩素系」と「酸性」の洗剤を絶対に混ぜてはいけない』
 
「そんなことしない」
 
という方も多いと思いますが意外とこれは私たち業者でもたまにあります。
 
もちろん
 
「混ぜてはいけない」
 
ことは理解しているのですがたまに
「塩素系の洗剤を流し切らないうちに酸性の洗剤を使ってしまう」
または
 
その逆をするという方がいらっしゃるようです。
なので細心の注意を払って作業しなければなりません。
 
「カビキラー」と「カビハイター」
 
はそれほど違いはありません。
 
それよりも
 
『「塩素系」と「酸性」の洗剤は絶対に混ぜてはいけない』
 
ことは厳守頂くようお願いします